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子育て年齢別特徴<3歳頃>

どうして教えてくれなかったの?発達過程<3歳児頃>

子供の寝転がっている写真



「発達過程」という言葉をご存知ですか?子供の身体と心が、どのように育つのかを、大まかに示したものです。保育士などの資格取得の際には必ず勉強する科目です。
それでも、雑誌や育児所で見ることはなかなかありません。私たちが、保護者を対象としたイベントやシッター研修などで利用すると「こんなのあったんだ。もっと早く教えて欲しかった」と多くの方に言われます。子供の成長は十人十色。もちろん、この通りには行きませんが、大まかな流れを把握することで、子育てに対する不安の解消、親の心のゆとりにつながります。是非「発達過程」を学び、子育てを楽しく、笑顔で過ごしましょう。

今回は3歳児頃の発達についてお伝えします
3歳児ごろの運動能力・自我の発達・言葉の発達について見ていきましょう。
 



 

【運動機能の高まり】

この時期子どもは、基礎的な運動能力が育ち、歩く、走る、跳ぶ、押す、引っ張る、投げる、転がる、ぶらさがる、またぐ、蹴るなどの基本的な動作 が、一通り出来るようになります。
様々な動作や運動を十分に経験することにより、自分の体の動きを精密にコントロールできるようになっていき、自らの身体感覚を高めていきます。
 

【基本的生活習慣の形成】

運動能力の発達に伴い、食事・排泄・衣類の着脱など、基本的な生活習慣が、ある程度自分で出来るようになります。ある程度、自立が出来るようになることにより、子どもの心の中では「何でも自分で出来る」という意識が育つので、大人の手助けを拒むことが多くなっていきます。
自分の意思で、生活を繰り広げようとすることは、子どもの主体性をはぐくみ、意思を持つこと、生活を律していくことにつながります。
 

【言葉の発達】

子どもが、理解する語彙数が急激に増加し、日常生活での言葉のやり取りかが自由なくできるようになります。「おはよう」「ありがとう」などの人と関わる挨拶の言葉を自分から使うようになり、言葉を交わす心地よさを体験していきます。
また、言葉の獲得を通し、知的興味や関心が高まり、「なぜ」「どうして」といった質問を盛んにするようになります。このような質問や、やり取りを通して、言葉による表現がますます豊かになってきます。
「いやいや」は自分で出来るようになるために必要な成長。「なぜなぜ?」は、知識も言葉も急速に身につけている時期です。しっかりと答えてお子様の成長を見守り支えましょう。


どうでしたか?なんとなく知っている、イメージは出来る方でも、はっきりとテキストになっているのを見て安心した、や確信できた方もいるのではないでしょうか?
次回は3歳児頃の、人(友達)との関わり方や、遊びと社会性についてお伝えします。
「専門知識」である「発達過程」を学び、子育てを安全に健やかに、そして心に余裕を持って楽しみましょう。
 
 

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